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第8回新潟教室お浚い会 無事に終了!

11月19日(土)、新潟教室の第8回お浚い会を、開催しました。当日は、またしても雨。なぜか朝川会の催し物は、かなりの確率で雨なのです。やはり私が雨女か、、、。
しかし、悪天候にもかかわらず、大勢のお客様にお越しいただき、日頃のお稽古の成果を発表しました。
今回は、まず、新潟教室の笛教室の初舞台。今年の3月から隔月でグループ稽古を始めたばかりとは思えぬ完成ぶり。

続いては、メディアシップ教室のグループ発表を三組。写真は、初舞台の方が多かった唄の教室の一つ。堂々とした舞台姿です。

グループ発表の後は、個人の発表。個人トップバッターは初舞台で、弾き唄いを一曲披露。

恒例の東京教室からの参加、太鼓や笛をあしらっての演奏など、約2時間の会でした。
終演後の打上げでは、「あそこを失敗した」「来年はあの曲をやりたい」など、反省や、早くも来年へ向けての話などで、大いに盛り上がりました。
お越しいただきました皆様、どうもありがとうございました。聞いてくださるお客様がいらっしゃることが、上達の励みになります。来年もまたお越しくださいませ。
朝川会一同、来年の更なる芸の向上へむけて頑張ります。

2016-11-23 | Posted in ブログ, 朝川会Comments Closed 

 

始まりの秋


庭の中のお気に入りの木蓮の木。この木の下から、空を見上げるのが好きだ。
満開の時は木全体が真っ白、その後は緑の葉で覆われた木蓮の大木。そして、11月も中旬ともなると、木の葉も少し黄色くなっている。
秋は一年の活動のおしまいの季節、片付ける季節のような気がしていた。でも待てよ、と思った。実りの季節とか言って一年のまとめをいただいているような気がしているが、それは次の世代の種なのだ。いわば始まり。秋は終わりではなく始まりの始まりだ。
そう思って木蓮の枝を見ると、もう小さなつぼみがついている。これからの雪の季節を、つぼみで過ごして春を待つのだ。

ヤブツバキは、早くも咲き出したのもある。そういえば、椿という字は、木偏に春だ。もう始まっているんだなあ。季節はめぐる。

2016-11-14 | Posted in ブログ, 自然Comments Closed 

 

メディアシップ教室の発表会に出演しました

新潟日報カルチャースクール メディアシップ教室の発表会が、11/5、6日に
メディアシップ1階みなと広場で行われ、端唄・三味線教室は、6日に出演しました。
端唄の教室は2クラス。「芝で生まれて」「梅が枝の手水鉢」と、「梅は咲いたか」「木遣りくずし」の唄を発表。

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三味線の教室は、「奴さん」「春はうれしや」を演奏しました。

会場には特設ステージが設けられ、満員のお客様の中、日頃のお稽古の成果を発表しました。
各教室の後は、講師陣によるコラボ。私は、日本舞踊の西崎美之輔先生と「萩桔梗」をコラボしました。
一番最後には、ピアノ、箏、三味線、エレキギターのコラボで、会場全員で「ジュピター」を合唱。和楽器と洋楽器の音が、会場に響きあう締めくくりでした。

次は、11月19日(土)の朝川会新潟教室のお浚い会です。今回出演されたメディアシップ教室の皆さんも出演します。
皆様、ぜひ、燕喜館へお越しくださいませ。

2016-11-08 | Posted in ブログ, 朝川会Comments Closed 

 

さるかに合戦

11月でも時には春のように暖かい日がある。テラスの柱にモンキチョウがとまって日向ぼっこ。お昼寝中かな?

先日、本を読んでいたら、「日本社会には身分がなく、人々は対等で平等だという考え方が、根底にある」とあった。これは、日本社会の特徴で、伝統ヨーロッパにはないし、インドにもない。かなり日本独特のことであるという。
なるほどなあと思った。
日本人は、動物や植物を擬人化してしまうことが、お話しではよくあるが、これは、人だけでなく、生きているものがすべて対等で平等だという考え方が根底にあるのではないかと思った。更に、石や臼などのモノや、さらには、風や雲など、自然現象もすべて擬人化してお話に登場するのを、当たり前だと思っている。
これは、生き物だけでなく、存在するものすべてが、対等で平等だと思っているのかもしれない。そんなことを思った。
昔話の「さるかに合戦」を思い出した。蟹が猿に仕返しをする話であるが、臼が仲間になって一緒に仕返しをしている。小どもの時はなんとも思わなかったが、よく考えると臼という物も擬人化されている。
シンデレラを考えた。魔法使いが出てきて、南瓜を馬車に、ネズミを馭者にしてしまう。もしこれが日本のお話だったら、ねずみと南瓜が出てきて、「私たちが馬車になりますから一緒に行きましょう」というのかな。いやいや、南瓜とネズミは化けられないから、狐かたぬきが出てきて、馬車に化けて一緒に行くのかな。いずれにしても、魔法使いは出てこないだろう。
なんだか面白い。
そういう私は、いつも畑や庭に出ては、野菜や木や虫や、時には石にも、話しかけている。確かに私は日本人だ。

2016-11-08 | Posted in つれづれ, ブログComments Closed 

 

新津のワークショップで演奏しました

新潟市新津地区公民館主催の「「にいつ元気が出る商店街」―まちなかマエストロに学ぶー」の、講師をしました。
10月の毎週水曜日、新津中央・新光商店街の店主さんたちが講師になり、まち中で学ぶという連続講座。酒屋さん、歯医者さん、花屋さんなど、色々なお店の店主さんたちから、歴史、健康、食、暮らしなどに役立つ内容を学ぶイベントです。私は、10/26、むらき呉服店さんでの、「和の装い、粋な端唄と三味線を」で、講師をしました。
最初は、むらき呉服店の若旦那の講義で、風呂敷やふくさの使い方。後半は、私の担当で、端唄の演奏、三味線の歴史などのお話、鶯笛、虫笛の楽器体験、お座敷遊び体験を行いました。
お座敷遊び体験では、始めてにもかかわらず皆様とても上手で、なかなか勝負がつかず、最後はじゃんけんで勝敗を決めるなど、かなり盛り上がりました。
新津は、かつて花街があったところでもあり、三味線が懐かしいという方から、始めて三味線を聞くというお若い方まで、色々な方に端唄を楽しんでいただきました。

今回の事業コーディネーター 新潟経営大学経営情報学部教授 中島純先生(左)とむらき呉服店若旦那 村木政寛さんと。

2016-11-01 | Posted in つれづれ, ブログComments Closed 

 

嵐の日

秋も終わりに近くなると、時折朝から荒れる日がある。雨や風の大きな音で目が覚める、ということが小どもの頃から、時々あった。
ごうごうという風の音が家を取り囲み、大きな風が来ると、家が少し揺れる。雨が加わるともっとすごい。ざあーっという大きな音と共に、雨が屋根に打ち付けられる。
布団の中で聞いていると、まるで、家全体が大きな嵐に、すっぽりとつつまれているようだ。自分も、家も、とても頼りなく小さく感じる。
こんな嵐の日が嫌いかといえば、そうでもない。
どちらかといえば、嵐の日は好きだ。
晴れの日は穏やかだが、嵐の日にはエネルギーがある。
ごおごお、ざあざあの大風と大雨のパワーに、なんだかひたってしまうのだ。
嵐の日の登校は、雨合羽に雨ズボンに長靴の完全武装だ。遮るものもない田んぼの中の一本道。目だけしか出ないように、しっかりフードもかぶり、嵐の中を歩く。
大きな空は一面に鉛色の雲。横殴りの雨。飛ばされそうになる風。嵐の中の登校は、大変だ。だけど楽しい。
嵐が上がって、雲の切れ間から下の方へ、何本も光の帯が下りて来る時もある。なんだか神々しくて、びっくりする位きれいだった。嵐の後も、いいことがある。
嵐の日にしか、嵐に会えない。だから、私は嵐の日が好きだ。

2016-10-31 | Posted in ブログ, 自然Comments Closed 

 

ご苦労!

江戸の化物が好きだ。豆腐小僧は、かわいくってかなりお気に入りだが、一番「おもしろい!」とはまったのは、「大侍」だ。
御殿で夜詰の番をしている侍たちが、夜も更けて眠気に耐えられず居眠りを始めた頃に、その化物は出る。
その出方はこうだ。さらさらっと唐紙が開き座敷いっぱいにはみ出そうな大きさの大侍が顔を出す。「ひえっ」と肝をつぶす侍たちに、ただ一言、「御番の衆ご苦労」と言うだけだ。

なんなんだこれは!これを見た時は、ただただ笑えた。
もし、会社勤めをしていた時に、残業中にこんなのが出たらどうだったろう。でも、会社は、唐紙じゃなくてドアだから、こんなに大きければ顔全体が出ることがなく、面白さが半減だ。だからといって窓全面というのもどうか?第一、高層ビルなら窓が開かないので、せっかく「ご苦労」と言ってくれているのに、何を言っているか聞こえないではないか。う~~ん困ったなあ。などと、真剣に考えさせてくれる、そのことがすでに面白い。
江戸の草双紙には、化物がたくさん出てくる。化物たちは、どんちゃん騒ぎをやったり、結婚したり、人間に脅かされたり、脅したり、忙しい。そして、楽しそうだ。
もしかして、人間の世界よりも楽しそうだったりする。そして、人間の世界と変わらないかもと思ったりする。
江戸は面白いなあ。
(図は、「江戸化物草紙」小学館より)

2016-10-21 | Posted in ブログ, 江戸Comments Closed 

 

神様の喜び

秋の日は釣瓶落とし。日に日に日暮れが早くなっていく。夕暮れ時に見る庭の花たちは、なにか語りかけてくるような気がする。


太神楽という芸能がある。獅子舞や曲芸で、みんなを楽しませる芸だ。もともとは「お祓い」だそうで、悪いものを祓うことだという。太神楽には、大切にしている三つの魂があるのだそうだ。
一つは数でお祓いする「数魂」。三、五、七、八が縁起の良い数で、獅子舞の足運びや、太鼓の打ち方もこの数字にならっているそうだ。
二つ目は「音魂」、鬼は大きな音が苦手なので、生演奏でにぎやかに獅子舞をやったりするのだそうだ。
三つ目は「言魂」。「ツルは千年、カメは万年」などと、言葉でおめでたいお祈りをするもの。
こうしてお客さんが縁起良くなった先には、必ず神様がいるのだという。というのは、喜ぶ人の姿を見るのが神様の喜びなのだそうだ。
なんだか、すごくいいなあ。日本の神様。
先日のお浚い会を思った。
まず数魂。端唄は、七五調の歌詞が多い。「梅にも春の 色添えて」「春雨に しっぽり濡るる うぐいすの」。
そして、音魂。幕開きにチョンチョンとキを打ち、後は三味線や笛、鉦、太鼓、小鼓とにぎやかだ。
そして言魂。「めでためでたの若松様よ~」と、おめでたい言葉が唄には並ぶ。
きっと、神様も沢山見に来てくれていたかな。わいわいと楽しく演奏している舞台や客席の周りに、大黒様や恵比寿様の満面の笑顔が取り囲んでいたかも。
お浚い会の最後には、全員で手締めをして、キで終わる。
これはきっと、最後に大きな音を出して、追い出されて出口のあたりにいる鬼たちがお帰りのお客様について行かないように、追い払うために違いない。
打上げの盛り上がりを思うと、鬼は退散、神様も一緒に飲んでいたかもね。
めでたし、めでたし。

2016-10-19 | Posted in ブログ, 邦楽文化Comments Closed 

 

たまちゃんずプラス1 敬老会で演奏しました

9月20日(月)、新潟市秋葉区の特別養護老人ホーム「こうめの里」に、たまちゃんずプラス1で、ボランティアに伺いました。この日は、敬老会ということで、華やかな色とりどりの着物で三味線と締太鼓で端唄を演奏。皆様と楽しい時間を過ごさせていただきました。
たまちゃんずプラス1のボランティア演奏活動、すっかり秋葉区で定着しました。
これからも地域の皆様に喜んでいただけるよう活動を続けていこうと、メンバー全員張り切ってお稽古しています。
何かお役に立つことがございましたら、ぜひ、お声をかけてくださいませ!

2016-10-18 | Posted in ブログ, 朝川会Comments Closed 

 

メディアシップ教室 発表会に出演 11/6

新潟日報カルチャースクール メディアシップ教室の発表会「オータムフェスタ2016」に、端唄、三味線教室のメンバーが出演します。
端唄が二つ、三味線が一つの計3クラスが、各2曲、日頃のお稽古の成果をグループで発表します。
発表の最後には、講師コラボ企画として、玲伎の三味線に西崎美之輔さんの日本舞踊で「萩桔梗」を演じます。
端唄の他にも、箏曲、ピアノ、フラダンスなど、盛り沢山の発表があります。
お時間ございましたら、ぜひ、お越しくださいませ。

新潟日報カルチャースクール メディアシップ教室
「オータムフェスタ2016」発表会

●日 時

11月5日(土) 11:00から17:00
11月6日(日) 12:00から16:00
端唄・端唄三味線教室出演は11/6の13時過ぎの予定です。

●場 所

新潟日報本社 メディアシップ 1階
みなと広場・メディアシップスタジオ

2016-10-17 | Posted in ブログ, 朝川会Comments Closed 

 

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