始まりの秋


庭の中のお気に入りの木蓮の木。この木の下から、空を見上げるのが好きだ。
満開の時は木全体が真っ白、その後は緑の葉で覆われた木蓮の大木。そして、11月も中旬ともなると、木の葉も少し黄色くなっている。
秋は一年の活動のおしまいの季節、片付ける季節のような気がしていた。でも待てよ、と思った。実りの季節とか言って一年のまとめをいただいているような気がしているが、それは次の世代の種なのだ。いわば始まり。秋は終わりではなく始まりの始まりだ。
そう思って木蓮の枝を見ると、もう小さなつぼみがついている。これからの雪の季節を、つぼみで過ごして春を待つのだ。

ヤブツバキは、早くも咲き出したのもある。そういえば、椿という字は、木偏に春だ。もう始まっているんだなあ。季節はめぐる。

2016-11-14 | Posted in ブログ, 自然Comments Closed 

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