花の共演?

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近所の川沿いにきれいな桜並木がある。桜のシーズンは人が訪れるが、それ以外は、たぶんあのあたりを歩く人はあまりいない。
数年前、私はその川沿いの道を散歩コースにしていたのだが、そこで思いがけない景色にあった。
5月末、桜並木の下は一面の除虫菊の花園になっていたのだった。桜の葉陰にゆらゆらゆれる白い花が続く光景は、本当にきれいだった。それ以来、私の中では、隠れた我が地区の名所となり、毎年楽しみにしていた。
先日も、そろそろかなと、行ってみたのだが、花が、無い。
今年は早く下草を刈っちゃったのかなと思ってそばに行ってみると、桜並木の下に、1m間隔位で4列に、ずっと小さな棒が並んでいる。棒のそばに行ってみると、そこには小さな椿の苗木が植わっている。
これはいったい何だろう?

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桜並木の下に、ぎっしり椿の苗木を植えることは、どういう意味があるのだろう。桜の木の下では、日光が十分に当たらず、育つのは大変ではないか?もし、育ったとしても、桜の幹の周りにも椿の苗木があるのだから、桜の木がかわいそうではないのか?だいたいなんで、桜の幹の周りにまで、きちんと1m間隔おきに、苗木が植えられているのか?

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謎は深まるばかりだ。
よく見ると、椿の苗木には、「織姫」とかなんとか、色々な名前の札がついている。いろんな種類の椿を植えたらしい。
しかし、植えっぱなしになっているので、すでにところどころ枯れているのもあった。
はたして、来年は、桜が例年のように元気に咲くのか。それとも椿と桜の共演なのか。はたまた除虫菊に覆われるのか。
土手のはずれに、少しだけ除虫菊が咲いていた。
来年は、はたして。

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2015-06-21 | Posted in ブログ, 自然No Comments » 

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