庭の草たち

今年は日照りで、連休から雨がほとんど降らない。
しかし、庭の草たちは元気で、いつものように花を咲かせる。
ドクダミは、すぐに増えるので、鬼の敵のように草むしりをするのだが、この花は大好きだ。初夏の日差しにも負けずに、すっくと立って白い花を咲かせている。
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ちょっと日陰の場所には、ユキノシタも花ざかりだ。
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子供の頃、火傷をすると、ユキノシタを庭からとってきて、葉の裏側をはがして貼ったのを覚えている。
そういえば、悪い虫に刺された時は、ドクダミをすりつけていた。
母に聞いたら、「もっとたくさん、こういう時はこれという草があったし、子供の頃は、おじいちゃんにそうやってたくさん教わったけれども、ほとんど覚えていない」とのこと。
母の実家は、里山の麓なので、さぞかしたくさんの草の知恵があったのだと思うのだが。
「そういえば、ドクダミとか、たくさん干してお茶にしていたけど、なんに効いたんだろうね」と母は思い出していた。

私は、以前、下仁田の友人の家で、縁側いっぱいに干してあった、ドクダミとセンブリとゲンノウショウコをもらってきて、飲んでいたことがあった。
結構、美味しかった。
我が家の畑の端には、ゲンノショウコもセンブリも勝手に生えている。
薬って字は、草冠だよね。楽になる草ってことかしら。当たり前だが、改めて思った。

毎年田植えにお手伝いに行く友人の家のおばあちゃんは、私が虫に刺されたとき、オトギリソウを漬けたものを持ってきて塗ってくれた。
「これは本当は火傷の薬だけど、でも、効くよね」と言って。
おばあちゃん、ありがとう!あの時は、すぐに治りました。

2015-06-03 | Posted in ブログ, 昔の生活No Comments » 

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