初白鳥

今年は、例年よりも10日早く、白鳥が瓢湖に来たらしい。冬が早いのだろうか。そんな話を友人としていた。
今日、新潟からの帰り道、急に道が渋滞し始めた。「おかしいなあ。帰宅時でもないし、こんな時間にどうしたんだろう」と思いながら、ゆっくりと進んでいった。
と、前方の田んぼに、白い塊が、いくつも見える。
「白鳥だ!」
稲刈りが終わった後に出てくる二番穂は、白鳥の好物である。瓢湖に渡ってきた白鳥は、昼間は家族単位で、周辺の田んぼに餌を食べにくるのだ。
田んぼに群れている白鳥は、新潟の冬の風物詩だ。
「今年初めて見る白鳥だ。かわいいなあ」
近づいてくるにつれ、よく見たさに、思わずスピードも緩む。土の上にいる白い白鳥は、なんだか、不思議だ。野良なんだよね。当たり前だけど。
白鳥のいる田んぼを通り過ぎると、渋滞が嘘のように終っている。、
なあんだ、皆、白鳥が見たくて、ついついスピードを落としていたんだね。
そう、白鳥渋滞だったのである。
これからは、たくさんの白鳥を見ることになるので、そのうちあんまり珍しくなくなるのだが、初物だったからねえ、今日は。
初物を食べると寿命が伸びるというから、今日は初白鳥を見たから、寿命が伸びる?
なんだか縁起がいいねえ。

2015-10-28 | Posted in ブログ, 自然No Comments » 

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