夕焼け小焼け


秋は夕焼けがきれいだ。これは、ちょっと前に見たウチの畑からみた夕焼けだ。この日は空気が澄んでいて、雲の具合もちょうどよく、本当にきれいな夕焼けだった。
ちょうど畑の目の前の里山に沈むので、子供の頃から、夕焼けはよく見ていた。そして、大好きだった。
小さい頃から、一年の中では季節では秋、一日では夕焼けが一番好きだった。子供の頃から黄昏ていたようでもあるが、さすがに近頃は、季節は夏や春もいいかなと思ってきた。でも、夕焼け好きは変わらない。
日が沈む頃になってくると、「今日の夕焼けはきれいだろうか」と、気になってくる。家の中にいても、今日はきれいそうだという予感がすると、外へ出て確かめてしまう。夕食の準備をしていても、台所の窓から夕焼けが見えたら、もうだめだ。すぐに外に見に行ってしまうし、とてもきれいだと、「夕焼けがきれいだよ」と家族を呼びにいってしまう。夕焼けは、私には、夕食の準備を中断してでも、見るべきものになっている。

日が沈んでから、だんだん空が赤くなる。そして、だんだん色あせて、下の方だけ茜色が残る。その変化していく様子を、ずっと見ているのが好きだ。
先日、お弟子さんが、「夕焼けの上の群青色がいいですよね」と言っていた。確かに、その部分もいいが、群青色と茜色のあいだの、薄いすみれ色の部分が好きだ。
毎日見ても飽きない。かなりの夕焼けフリークなのだ。
この秋は、あと何回、きれいな夕焼けに会えるだろうか。

2015-10-27 | Posted in ブログ, 自然No Comments » 

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