一つ屋根の下で

小さい頃は、今より身近に生き物はたくさんいた。
蛇もよく見た。近所の友達の庭でかくれんぼをしている時、木の下でじっとしていて、ふと目をあげたら、目の前のさつきの木に、ぐるぐると蛇がからまっていて、びっくり仰天して飛び出して見つかったことがあった。

ねずみも、当たり前のように家にいた。
夜になると、「ねずみの運動会」と言って、天井裏をドドドーッと集団で走るねずみの足音が聞こえた。時には、それを追うアオダイショウのザザーッという音も聞こえた。
今考えればすごい環境だが、その時はそれが当たり前でなんとも思わなかった。
家を建て替える時に、壊した家の屋根裏から、アオダイショウが出てきて、土蔵の方へ行ったのを見たような記憶がある。

ペットとも、家畜とも違う、生き物との共存。
これはこれで、普通にあった生活なのかなと思う。
今の若い人が聞いたらびっくりするよね。

2015-06-07 | Posted in ブログ, 昔の生活No Comments » 

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