びっくり、どっさり

お米と栗の生産をしている知り合いの農家さん川瀬さんのお宅へ、今年も栗拾いのお手伝いに行った。

いつもは、稲刈りが終ってから栗拾いのシーズンになるのだが、今年は、9月の長雨で稲刈りが遅れ、夏の日照りで栗が早く落ち始めたのとで作業が重なってしまい、川瀬家では、てんてこ舞いだ。連休の最初に弟が手伝いに行ったのだが、「誰かが撒いたの?っていうくらい、一杯落ちているよ」とのこと。しかも、一人は稲刈り、おばあちゃんは負傷により戦線脱落と、かなり戦力不足らしい。
これは一大事!と、お弟子さんにも声をかけ、栗拾いの手伝いに馳せ参じた。

栗の林に入ってすぐ、すでに道に相当落ちている。これはすごいぞ!気を引き締め、皆散らばって栗拾いスタート。あるある、たっくさん落ちている。いつもは、カゴを片手に、歩きながら拾うのだが、今回はあまりにもたくさん落ちているので、カゴをおいて、両手で拾っては入れていた。一本の木の周りにたくさん落ちているので、中々次の木に進めない。カゴが一杯になって、道路際のコンテナに入れにいくのだが、またこの場所に戻ってこられるように、よくよく確認しながら、道路まで戻る。しかし、戻っていく途中で、また沢山の栗が落ちているので、それを拾っているうちに、どこまで拾ったか、わからなくなってしまう始末だ。
栗は、落ちるとすぐに虫がつく。子供の頃、庭に栗の木があったが、時々小さい虫が入っていたのを覚えている。だから、すぐに拾わなければいけないのだ。たまにイガを開けると、中から黒い虫が慌てて出てくることがある。「勝った!虫にまだやられてない!」栗拾いは、虫との競争でもある。

栗は拾ってから、洗い、拭いて乾かしてから、虫食いなどを選別して外す。それから、燻蒸へ持っていくのだ。「昨日は出荷300キロでした」と、さらっと言う川瀬さんだが、300キロの栗って、どんだけなんだろう、すごい。
お昼ごはんは、おばあちゃん手作りの野菜料理オンパレード。インゲンの胡麻和え、かぼちゃの煮つけ、レンコンの胡麻酢合え、蕨とショウガと野菜のお浸し、南瓜と茄子と万願寺唐辛子の揚げ浸し、茗荷の甘酢漬け、それに絶品の川瀬夫人の鳥の唐揚げである。皆おいし~い。食欲が止まらない!

午後にもう一働きして、お八つは川瀬家の栗ジャムとアイスクリームに、おばあちゃんの稲荷寿司。おいしかった~。
栗はこれからがピークだという。本当は毎日でもお手伝いに行きたいのだが、時間が許さず残念だ。
帰りにお土産にいただいた新米を、さっそくいただいたが、とってもおいしかった!
筋子にたらこで、何杯でも食べられそうでこわい。白いご飯がおいしいと、本当におかずはたくさんいらない。梅干し、塩鮭、納豆、漬物あたりで、どんどんいけてしまう。海苔もほしいな。
私が最後の晩餐は何?と聞かれたら、白いご飯に塩引き鮭と答えは決まっている。
しかし、最後の晩餐には、まだ早い。まずは川瀬家のおいしい栗で、栗ご飯を堪能しよう。

おすすめします。川瀬さんの栗
◆マロンファーム
新潟県五泉市(旧村松)
電話番号:0250-58-4363(川瀬さん宅)

ビッグな3Lサイズは、びっくりの大きさ!

2015-09-28 | Posted in つれづれ, ブログNo Comments » 

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