おいしいもののために

知り合いに、東京で飲食店をやっている方がいる。今回の緊急事態宣言で、時短、お酒提供禁止、と様々な制約があり、大変な思いをしながら、営業している。

先日、お客さんから、「協力金が出ていいね。かえって儲かっているんでしょ」と言われたと、憤慨していた。

「昨年秋から、協力金はまだ一度も出ていない」

それは、驚きだ。

「それに、私たちは、お金のために働いているんじゃない。おいしいものを皆さんに出して喜んでもらうために、お店をやっている。お金をもらっても、仕事ができなければ、なんのためにお店をやっているのか」

このお店が、おいしい訳がわかった。

ここのお料理は、本当においしい。疲れた時は元気が出るし、うれしい時は、美味でますます盛り上がる。身にも心にも、おいしいのだ。

「休むのは簡単だけど、仕入れ先の方たちのためにも、テイクアウトなどやりながら、営業する」と、明るく力強く言っていた。

このお店のおいしさで、毎日の生きるパワーをいただいている私としては、もちろん応援するしかない。

おいしい料理と心に感謝。そして、頑張ろう!

2021-05-05 | Posted in つれづれ, ブログComments Closed 

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