虹を履いて

先日、車で移動中のこと。激しく降っていた雨が上がり、雲の切れ間から、さっと日が差してきた。

「あ、これは虹が出る!」と思ったのだが、バイパスを走行中で、よそ見をする訳にもいかず、そのままひた走る。車は高架の国道に入り、更にスピードアップ。

かなりの雨だったので、道にはまだ水がたまっていた。

すぐ前に走っている車が、水しぶきを上げて走っている所へ、ぱーっと日が差した。すると、なんとタイヤの周りの水しぶきが虹色に輝いた。

「きれい」

あまりの美しさに、見とれていると。今度は、隣の車線にトラックがきた。

こちらはもっと大きな水しぶきなので、大きな虹色が足元一面に輝いている。

しばらく見とれながら、走った。

新潟に移動中のほんの数分の出来事。でも、とってもすてきなプレゼント。

帰ってきてから、ふと思った。

そうだ、我が愛車、Mちゃんも、虹のしぶきを履いて、走っていたんだ。

そして、一緒に走っていた車たちも皆。

あの時、道は、虹の大行列。

先月の散歩で見かけた黄色い実。名前は、「ヘクソカズラ」だそうだ。よく山で見かけた花だけど、実は知らなかった。とてもかわいい花なのに、名前がちょっとかわいそう、、、。

2020-02-03 | Posted in つれづれ, ブログComments Closed 

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