春が来た 2018
お彼岸が過ぎると、日差しが急にまぶしくなる。毎年のことながら、びっくりする。
お日様が、一日の半分以上照るというだけで、こんなにも変わってしまうのかしら。
うれしくなって、まずは庭に出てみる。
玄関のクリスマスローズは、今が花盛り。色も温かみが増えたように見える。
その手前に、クロッカスが咲いている。昨日までは、まったく気が付かなかった。春は速足だ。
昨日膨らんでいた梅の蕾はどうだろう。畑へ行ってみる。
やっぱり、もう咲いていた。外にいても暖かくて気持ちがいい。今日は日向ぼっこが最高だね。
裏庭へ回る。
うわあ!球根から芽がにょきにょきと出ている。あっちにも、こっちにも、色んな芽がぐんぐん伸びている。
水仙は、びっしり固まって蕾をつけている。これが咲くのは、いつか。
いや、案外早いに違いない。
いつも、いつも、春は駆け出すと、ものすごく速足なのだ。
私は、このつぼみ、あの芽と、伸びていく様をゆっくり見たいのだが、それを追い越して、どんどん葉を出し、咲いてしまう。
待って、待ってと思うのだけど。
でも、忙しく追いかける、この春の始まりが好きだ。