ふるふる
昨日は、この季節にしては、本当に珍しく、朝から雲一つない快晴だった。実にお散歩日和なのだが、残念ながら時間がとれず、夕方になった。
さぞかしすばらしい夕暮れになるのだろうと思っていたが、案の定。
西は、うっすらとオレンジ色に輝き、東の空は、バラ色に染まっている。
くるりと見渡せば、オレンジ色からバラ色へ、そしてまたオレンジ色へと、円い大地の縁が染まっている。
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ふと、思い立って、二階の窓のカーテンを開けてみた。
そこには、すばらしい夕暮れが広がっていた。
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まぎれもない、今年一番の夕暮.
窓は一枚の絵のように、スクリーンのように、ゆっくり暮れていく空を見せてくれた。
心が、ふるえている。
うれしいのか、せつないのか、よくわからない。
ただ、わかるのは、心が小さくふるえていること。
夕暮れはゆっくり消え、暗くなった。
昨夜は、満天の星空だった。