「端唄の舞台を知ろう」東京教室勉強会
第三回 朝川会勉強会を、4月15日に行いました。
今回のお題は、「端唄の舞台を知ろう」です。
まずは、江戸の古地図を広げて一覧。「これが隅田川で、これが浅草寺で」などと、皆で目を凝らす。
それから、江戸の町が出来上がる様子を、資料をみながら説明。
「最初は、日比谷は入江で、こんなに埋め立てたんです」「へええ」
古地図と現在の地図が見比べることのできるアプリも用意。
「○○さんの会社は、と、あ、まだ海の上だ」
江戸の町は、今の23区よりもずっと狭い。
今回は、端唄で唄われることの多い、柳橋から浅草、吉原あたりを、広重の浮世絵、「名所江戸百景」を見ながら、その場所の古地図と現代の地図を見比べ、そして、端唄の歌詞を思い浮かべながら、順番に見ていきました。
「首尾の松でこっそりと」、「日本堤って、こんな感じだったんですか」などなど、思いは江戸へ。「この浮世絵のこの美人が好き」「僕はこっち」など、話題はどこまでも盛り上がりました。
総じて、江戸は、風景も女性も美しかったようで。
あっという間の1時間半でした。
次回は。今回地図と浮世絵で見た場所を、実際に皆で歩いてみます。
一日江戸人の旅。晴れますように。