詩を書く少女

小学校5年生の頃から、中学校3年生位まで、私は詩を書く少女だった。
なにやら乙女チックなものが中心ではあったが、クラスの何人かの女の子と、詩を作っては見せ合っていた。
ペンネームを作ろうということになり、一番最初に名前をつけた子が、「青い蝶」だった。それで私は自分のペンネームを「青い灯」にした。授業中も、ふっと外を見て言葉を思いつくと、授業も上の空で下敷きに詩を書いていた。大学ノートに10冊以上はたまった。
いつの間にか、何かを見て心が動かされ言葉が浮かぶということが無くなり、そのままになっていた。
先日、商店街を買い物に歩いていたら、ふと、詩が浮かんだ。う~ん、何十年ぶり?
というわけで、こんな詩です。

ママと僕の散歩

ママは時々 僕を見るけど
あとは外を 見ている

ママは僕を見たい時だけ 僕を見るけれど
僕が見たいものを 僕は見れない

僕がいつも 見たいのは
ママが見ている ものなんだ

ママが見ている その高さで
僕も同じものを 見たいんだ

ママは僕が 下にいると思っているけど
僕は 同じ高さに なりたいんだ

僕は 同じ高さで ものを見て
お互いに 何を思ったか 話したいんだ

僕はママの 下にいるんじゃなくて
ママと同じ 大きさになりたいんだ

僕はまだ 小さいけれど
ママと同じ 大きさになれる

僕はママに 守ってもらっているけれど
ママを守ることだって できるんだ

僕はママに 教えてもらっているけれど
ママを教えることだって できるんだ

ママはママで 大人のママだけど
僕は僕で 子供の僕なんだ

ママはママで ママ百点
僕は僕で 僕百点

2016-01-07 | Posted in つれづれ, ブログNo Comments » 

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