蓮華升麻に会いに

先日、暑い中、御岳へ、お弟子さんたちと出かけた。目的は、蓮華升麻(レンゲショウマ)の群生地を見ることである。蓮華升麻は、朝川会のマークになっている花だ。
私が山登りに夢中になっている時、一番好きな山の花だった。一番好きと言っても、出会ったのはたった一度だけ。南アルプスの鳳凰三山に登る時、林の下に群生していた。木漏れ日の中に、ゆらゆらと揺れながら、うつむいた小さな花が一面に広がっているのは、それはそれは美しかった。図鑑で見て、すてきな花だなあと思っていたのだが、実物を見て、もっと好きになってしまった。
その花に会いに、出かけたのだ。
蓮華升麻のシーズンということもあり、平日ではあるが、奥多摩線からは、かなりの人出。バス、ケーブルと乗り継いで、ようやく群生地にたどり着いた。数日前の台風の影響で、かなり数は少ないとのことだったが、林の下に一面に咲いている姿は、昔見たとおりの美しさだった。
一緒に行ったお弟子さんたちは、もっと大きな花だと思っていたらしい。私も、もう少し大きい花のような気がしていた。でもそれは、思い出の中で、大きくなっていたようだ。
携帯電話で撮影を試みたが、うまくピントが合わない。


お花を楽しんだ後は、お隣の沢井駅に移動して、地酒「澤乃井」を楽しみながら昼食、そして「櫛かんざし美術館」を見学。
いずれも、前から行ってみたいところだったので、大満足。
またゆっくり、訪れたい、大人の遠足の一日だった。

2016-08-28 | Posted in ブログ, 朝川会Comments Closed 

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