ル・レクチェの畑

先日、信濃川沿いの道を走っていたら、「ル・レクチェ直売」ののぼりを発見。
「寄ってみようよ」と皆で寄り道。ル・レクチェは、新潟特産の洋梨だ。ラフランスよりも大きくて、柔くてねっとりと甘く、香りも良い。この季節は、とても楽しみにしている。
梨の箱が山積みになった建物の入口に、生産者らしい若い男性がいた。ル・レクチェを買ってから、「ル・レクチェの木って、他の梨の木と違うんですか?」と聞いてみた。
「そんなに変わりませんけど、ル・レクチェはまだ葉っぱが残っています。見ますか?」との答え。
「いいんですか?ぜひ」と即答の私。すぐ裏には、梨の畑が広がっていた。
「これがル・レクチェの木です」と教えてもらったあたりは、確かに少し紅葉して、葉っぱが残っている。他の木は、もう枝だけだ。すこしかがむくらいの高さに棚があって、枝が天井の様に広がっている。そして、下はきれいに草が刈られた地面だ。「草取りは大変ですか?」「何度もやります」と、表情に大げさな変化はないものの、真面目な人柄が感じられる雰囲気。
「落ち葉には、病気が付いているものがあるので、今は、こまめに落ち葉を拾っています。」とのこと。風で集めて、それを手で拾っているのだそうだ。もう6、7回はやっているという。「なるべく薬は使いたくないですから」とぽつり。
何百本もありそうな梨畑。その落ち葉拾いとは。
あまりお邪魔するのも悪いので、そのあたりで失礼した。
ル・レクチェを手にして、梨の木の下でかがんで見た、きれいな棚と地面を思い出す。
本日は、最後の一個、大事にいただきます。

2015-11-21 | Posted in つれづれ, ブログNo Comments » 

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