くまんばち

庭の紫陽花が、少し色づいてきた。新潟も梅雨入りだ。

裏庭のジギタリスにクマンバチが来ていた。段々に縦につながってたくさん咲いている花を、あっち、こっちと順番に潜っては、蜜を吸っていた。
大きくて羽音が大きいので、クマンバチがいるのは、すぐに気がつく。身体がふわふわした毛で覆われているので、クマンバチというのだろうか。さぞかし、花粉もたくさんつくだろう。
私は、結構虫好きである。蝶、蜂、トンボ、鈴虫やコオロギなど、決まった季節に、決まった虫たちが、せっせと働いているのを見るのが、とても楽しいのだ。
ズッキーニの花には、いつも同じ、ちいさな虫が入っている。真夏のゴーヤの棚は、小さな蜂がたくさん飛び交ってうるさいくらいだ。マツバボタンにも蜂がたくさんくる。
虫たちは、日が昇ると、せっせと働き、せっせと食べている。
庭や畑には、自分たちが植えたものや、自然に生えているものなど、沢山の植物がある。それぞれが大きくなり、花を咲かせ、それぞれにあった虫が来ている。姿がかわいいものもあれば、ちょっと気持ち悪いのもある。
皆、せっせと食べて、生きている。そして、季節が変わると、他の虫たちに入れ変わる。
クマンバチは、花粉がつきやすいように身体に毛があるのだろうか?それは、蜜をもらった恩返しなのか?いやいや、来年も再来年も蜜が食べられるように、受粉の手伝いをしているのだろうか?
どっちだろう?たぶんどっちもだ。
ジギタリスの花は細長い。蜜を吸っているクマンバチはお尻しか見えない。これもまたかわいい。

2016-06-14 | Posted in ブログ, 自然Comments Closed 

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