「鳴物を体験しよう」東京教室勉強会
第二回 朝川会東京教室の勉強会を、3月18日に行いました。
今回のお題は、「鳴物を体験しよう」です。今までも、研鑽会やお浚い会では、何人かに太鼓や鉦を演奏していただいていましたが、皆様から「やってみたい」との声をいただいていましたので、今回のテーマにしました。
体験する楽器は、「締太鼓」「桶胴」「鉦」「オルゴール」「鶯笛」「虫笛」です。
まずは、締太鼓の調べ(横に巻いてある麻紐)を締め上げるところから、見ていただきました。「締めるから締太鼓なんですねえ」。そうなんです。
それから、それぞれの楽器の材質、演奏の仕方を説明。簡単な手(パターン)を皆で演奏してみてから、「梅は咲いたか」や「かっぽれ」の三味線と唄に合わせて、太鼓と鉦を合奏しました。
次に、オルゴール、鶯笛、虫笛を体験、「いい音ですね」とびっくり。
最後は、「柝(き)」(歌舞伎の最初などに、チョンチョンという音がするあれです)を体験。「これは、いい音を出すのは、なかなかむずかしいですね」と言いながらも、「チョン」といい音がすると、皆で「おお」と歓声が。
恐る恐る演奏する人、途中でアレアレっとなった人、など、笑いあり、歓声ありの、あっという間の1時間半でした。
次回は、4月に第三回を開催予定。お題は、「端唄の舞台を知ろう1」端唄の歌詞に出てくる色々な場所を、地図や浮世絵などを見ながら、どんな場所だったのかを学びます。
5月には、「端唄の舞台を知ろう2」と題して、実際に端唄の舞台になった場所をめぐる予定です。